個人型確定拠出年金と企業型確定拠出年金
確定拠出年金(DC 日本版401k)には、「個人型」確定拠出年金と「企業型」確定拠出年金があります。
個人型確定拠出年金は、国民年金基金連合会が実施していますが、
具体的には金融機関に委託されることによって
取り扱っている金融機関で加入の手続きを行うことになります。
個人型確定拠出年金の加入者数は当初はごくわずかな人数でしたが
確定拠出年金法の改正によって加入できる対象が
2017年1月から公務員や専業主婦にも広がり、
「iDeCo」という愛称が付けられたこともあって
2018年11月には加入者数が約110万人となっています。
企業型確定拠出年金は、企業が実施するものですが、
厚生年金の適用事業所ならば実施することができ
医療法人等も実施可能ですので
企業という言葉の範囲よりももう少し広いところで実施できます。
企業型確定拠出年金の実施事業所は
政府目標では2020年までに2万社となっていたようですが
2018年3月末の時点で実施事業者が3万社を超えており
政府目標を大幅に超えています。
2018年3月末の加入者数も約650万人になっているのではないかと思います。
ただし、企業型確定拠出年金を実施している大企業の割合が多いようです。
当事務所ではすべての規模の企業の確定拠出年金導入・運営の支援をしております。
個人型確定拠出年金よりも企業型確定拠出年金のほうが
メリットが大きいことが多いと思います。
特に企業のオーナー経営者の皆様の場合には
ご自身のメリットとともに従業員の皆様の福利厚生に役に立つ企業型確定拠出年金は
おすすめです。
小規模企業共済や中小企業退職金共済の加入によって
企業型確定拠出年金の実施が制限されることはありません。