確定拠出年金(DC 日本版401k)のデメリット

確定拠出年金(DC 日本版401k)

確定拠出年金(DC 日本版401k)のデメリットです。

 

@原則60歳になるまでは引き出せない
 確定拠出年金にいったん加入して掛金を拠出すると
原則60歳になるまでは引き出すことができません。
例外的に、金額が少なくて期間が短いという条件を満たした場合には
脱退一時金を受け取ることができますが、
当てはまる人はあまりいないと思います。

 

死亡一時金や障害給付金もありますが
それ以外の場合には受け取ることは不可能です。

 

A運用のリスクは加入者が負う
 確定拠出年金は加入者が拠出した掛金を
加入者自身が運用指図することになりますので、
その結果、運用がうまくいけば利益が出て、
運用がうまくいかなければ損失が生じます。

 

B手数料の負担が生じる
 大きな金額ではありませんが、
加入時、運用期間中、受取時、還付時、運営機関変更時等に手数料がかかります。

 

個人型の場合、
金融機関によっては、加入時及び運用機関中の運営管理機関手数料を
無料にしていることもありますが、

 

国民年金基金連合会支払う手数料は無料にはなりません。
加入時・移換時の手数料:2,777円、
掛金拠出時の手数料:月額103円
など

 

また、資産管理サービスを行っている信託銀行に支払う手数料もあります。
加入・運用期間中の手数料:月額64円
給付を受けるときの手数料:一回432円
など

 

個人型に加入する場合には
以上の点を確認してから加入することが必要です。

 

企業型の場合は
一定の年齢に達するまでは
制度を導入する事業主の負担となります。
手数料等の費用は福利厚生費として処理することになります。
企業型の制度運営費用は別の記事で書きます。

 

 

 

 

 

 

 

page top